ショパンのノクターン集で、とても有名な曲です。そしてショパンの作品にしては難易度が低い曲と聞いています。
この曲はヴァリアントがあまりにも多すぎて、エキエル版では
- 通常のヴァージョン
- ヴァリアントを入れたヴァージョンa
- ヴァリアントを入れたヴァージョンb
3種類が提示されています。
ヴァリアントについて
このノクターン第2番のヴァリアントは、ショパンが、ピアノのレッスン料で生計を立てていた頃に、レッスンを受けていた弟子の楽譜に、ショパンが自ら書き込んだものです。これらのヴァリアントは、練習の一環としての産物でノクターン第2番の一部として扱うべきではないのでしょうか。
当時、ショパンが演奏するノクターン第2番を聴いた人が以下のように証言したそうです。
印刷された楽譜とはまったく違うように、装飾音をふんだんにちりばめて弾いていた。
私は、これらのヴァリアントも含めてノクターン第2番だと思います。
さて、私はピアノが弾けないのでヴァリアントを入れたらどの様な曲に仕上がるのか試すことができません。ググっても、ちょっとだけヴァリアントを入れた演奏を、少しだけお目にかかる程度です。依って、多く入れた動画を作るに至りました。
下のYouTubeの動画は、②のヴァージョンaを使用いたしました。
なお、1つの小節に、複数のヴァリアントが記載されている箇所も存在します、この動画はヴァージョンaの全てのヴァリアントを網羅しているわけではありません、
ご了承ください。
動画
感想
通常のヴァージョンを聴き慣れているので、最初はヴァリアントに違和感を覚えました。
「ヴァリアントを多く入れない方がいい」。と、おっしゃるピアニストの方々が多数です。しかしながら動画を作るあたり何十回と聴いているとだんだん慣れて、今は違和感がありません。ただ、多く入れて演奏するという行為はハイリスクだと思います。
最後に
今回動画を作るにあたり、参考にさせて頂いたサイトのリンクです。
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