日本語で解説されたエキエル版が全音楽譜出版社から出版されています。
2021年6月1日現在で、ワルツ集とバラード集が出版されているようです。
私はワルツ集を購入しました。
写真の右は以前に購入したミニチュア版です。
日本語版監修者のことば
監修者である加藤一郎さんのコメントが、とても購入意欲をそそります。以下が一部です。
ナショナル・エディションはヤン・エキエル教授がポーランドの国家事業として、生涯をかけて編纂した原典版楽譜全集です。これは、人類の至宝ともいえるショパンの芸術を余すところなく現在に伝える貴重な楽譜集となっています。
この日本語版はショパンならではの多様かつ精緻な音楽的意図をできるかぎり正確に再現しました。さらに、以前の版には見られなかったエキエル教授による最新の研究成果が数多く含まれています。
解説の内容
作品にまつわる書簡
それぞれの曲にまつわる書簡や、関わりがあった人物のエピソードが載っています。
演奏に関する解説
事細かく解説されています。
原資料に関する解説
これも、とても細かく解説されています。
- フランス、ドイツ、イギリス各初版の違い
- 後の版との違い
- 弟子の楽譜に加えられた改変
- などなど…。
解説の感想
ショパン音楽を理解するとか解釈するとかの行為は、一筋縄では行かないと改めて痛感しました。
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